【Backlog総研】エンジニアは残業が少ない!? / 働き方変革 には、ツールだけでなく「ルール」が必要

報道者各位

2017年10月17日

株式会社ヌーラボ

チームのコラボレーションを促進するプロジェクト管理ツール「 Backlog 」調査

残業が多い職種は「営業」少ない職種は「エンジニア」。
働き方変革 には、ツールだけでなく「ルール」が必要

チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツール「 Backlog(バックログ) 」「 Cacoo(カクー) 」「 Typetalk(タイプトーク) 」を運営する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、代表取締役:橋本 正徳、以下 ヌーラボ)は、プロジェクト管理ツールの「 Backlog 」ユーザーを対象とした「残業時間に関するアンケート調査」を実施しましたので、結果を報告します。

アンケートでは、「 Backlog 」ユーザーを対象に、職種別の残業時間や「 Backlog 」との関係、また課題を「振る側」「振られる側」での意識差などを調査し、1,166名から有効回答を得ました。その結果、「営業」は残業が多く「エンジニア」は少ないなど、職種ごとの「平均残業時間」の傾向が分かりました。また、「 Backlog 」の導入による残業時間の変化について、「残業が減った」と考える割合は、課題を「振る側」と「振られる側」で差異があるという結果になりました。

さらに、ツールの導入により、残業時間に変化があったと感じるユーザーの意見を見ると、「いつでも・どこでも仕事ができる」ことは、メリットにもデメリットにもなることが分かります。

「働き方改革」が注目されるなか、ツールの導入だけでは改革しきれない「職種や立場により異なる残業時間の実情」を「ルール設計・運用」で改善していくことが重要になりそうです。考えられるルールとして、例えば下記のようなものがあります。

  • 必ずしもリアルタイムでの反応を求めない
  • 業務外の時間帯や休日にはチェックをしない
  • 期限日や担当者など、課題の詳細を明確にする

下記、調査結果をまとめておりますので、ご報告します。本件について、またはプロジェクト管理や働き方についての取材も可能です。

ご要望の方は、最下部のお問い合わせ先までご連絡ください。

 


◼︎ 残業が多い職種は「営業」「ディレクター」、少ない職種は「エンジニア」「事務・総務」

1日あたりの平均残業時間について尋ねた設問の回答を職種別に見ると、2時間以上の残業をしている割合が最も高い職種は「ディレクター・マネージャー(50.0%)」という結果になりました。

 

 また、「4時間以上」と回答した割合が最も高かった職種は「営業(11.1%)」。「ディレクター・マネージャー(10.4%)」、「マーケター・プランナー(10.3%)」と続きます。

一方、同じく1日あたりの平均残業時間について「残業はほぼない」「1時間以内」のいずれかと回答した割合が最も高かった職種は、「エンジニア(33.8%)」でした。一般的には残業が多いイメージもある「エンジニア」ですが、アンケートの結果とはギャップがあり印象的です。

いずれの結果を見ても、「営業」「ディレクター・マネージャー」は相対的に残業時間が多い傾向にあり、「エンジニア」「事務・総務」は残業時間が少ない傾向にあります。「カスタマーサポート」や「コンサルタント」は、職場環境や個人に応じて差異があるようです。

◼︎ 管理ツールは、特に「課題を振る側」のマネジメントタスク軽減に寄与

プロジェクト管理ツールである「 Backlog 」導入前後の残業時間の変化について、75%が「残業時間に変化はない」と感じています。意見の自由記述欄では、「残業時間自体に変化はないが、勤務時間中に完了できる仕事の総量が増えた」という声が多く見られました。

また、「課題を振る側」と「課題を振られる側」ごとに回答を見てみると、「残業時間が減ったと思う」と答えた割合については、「課題を振られる側」は15.4%、「課題を振る側」は23.6%となっています。さらに、「課題を振られる側」は、同様に「残業が増えていると思う」と感じている割合も低くなっているのが分かります。これらのことから、残業時間の変化をより感じているのは「課題を振る側」であり、そのうち8割が残業時間の削減を実感していると言えます。

◼︎ 「情報共有がスムースに」と「どこでも仕事ができてしまう」は表裏関係に?

残業時間の変化に関し、変化があったと感じている25%のユーザーに対し「増えた・減ったと感じる理由」を問う項目では、下記のような回答が多く見られました。

  • 減った理由 解答抜粋
    ・残課題が明らかになり、把握できるようになった
    ・コミュニケーションのコストが下がり、活発になった
    ・確実、円滑に情報共有ができるようになった
    ・会議が減り、無駄な時間を削減できた
  • 増えた理由 回答抜粋
    時間・場所を問わずタスクをアサインされるようになってしまった
    ・自分のスマホでもタスクが確認できてしまう
    ・詳細や締切が不明瞭な課題が作成され、確認・調整に時間がかかる

 これらの回答から、「時間や場所を問わず、情報共有がスムーズに行えるようになった一方、いつでもどこでもタスクにアサインされてしまう」「コミュニケーションコストが下がった一方、調整に時間を要してしまう」といった表裏一体の関係を感じ取ることができます。

 そのため、「 Backlog 」のようなプロジェクト管理ツールや、業務効率ツールの導入だけではなく、「ルール設計・運用」で働き方を整えていくことが必要です。考えられるルールとして、例えば下記のようなものがあります。

  • 必ずしもリアルタイムでの反応を求めない
  • 業務外の時間帯や休日にはチェックをしない
  • 期限日や担当者など、課題の詳細を明確にする など

◼︎ 調査概要

実施期間 2017年9月19日~9月29日
対象 「 Backlog 」ユーザー:797,399 名 (有効回答数 1,166名)

◼︎ 株式会社ヌーラボについて

本社 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名一丁目8−6 HCC BLD.
設立 2004年3月
従業員 69名(国内のみ / 2017年9月1日時点)
資本金 1億1,350万円(うち資本準備金 5,075万円)
ホームページ https://nulab.com/ja/

https://nulab.com/ja/about/careers/(採用ページ)

■この件に関するお問い合わせ先

株式会社ヌーラボ 広報担当 五十川慈(いそがわ めぐみ)

TEL:092-752-5231  E-mail:megumi.isogawa@nulab.com

※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。

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