広さ5倍!隠れ家オフィスから広々オフィスビルに大移転!ヌーラボ京都DIY vol.3 間に合うの?床。/僕が僕であるために

ヌーラボ京都事務所は、メンバーの増加に伴い引っ越しをすることになりました。現在のオフィスも自分たちで古民家を改修したものですが、新しい事務所も実は元は呉服屋で、自分たちで改修作業を進めています。第一弾「vol.1 強敵ジプトーン現る / オフィスを育てたい」第二弾「 vol.2 なるかリベンジ!大漆喰まつり / つながりも育てたい」と途中経過を載せましたが、今回で出来上がりなので写真多めです。

壁ができたので床を張りたいのだが…

公開イベントにして床も手伝ってもらおうと思っていたのですが、材木屋さんとうまく連携がとれず、またBacklogチームの福岡での集まりなどで京都を離れることもあり、床材が発注できない&イベントも作成できないまま2週ほど過ぎてしまいました…

 

Backlogのガントチャート通りには行かない

その間も別の作業をしていて、落ち着いた雰囲気にするには蛍光灯やっぱり無いほうがいいよなということで電気屋さんにとっぱらってもらってその跡を補修したり、むき出しのままのコンクリの柱に余った木っ端をモザイク状に張ったりをしていました。

シーリングに付け替えてスッキリした天井

「あり」か「なし」か分わからなくなってきた

引っ越しまで一週間を切りついに床材が届く

「床がなくてもネットさえあれば仕事できるよね」みたいな雰囲気も出てくる中、なんとか床材が手に入ったので作業を開始します。仕事場は三階なので総重量1トン近い材を階段で運び上げるとこからスタート。いきなりハードです。

聖帝十字陵スタイル

半分運んだだけで一仕事したよね感

ついに三階に床材が揃った

 

床をどうつくるか

いつも通りCacooで設計図を描きました。根太、構造用合板、化粧板の3層でつくります。それぞれ厚さは45mm,24mm,15mmで合計で約8cm程高くなります。

M:根太 V:化粧板 C:構造用合板 のMVC3レイヤー(適当)

あれ?図面に半分しか描かれてないぞ?

よく気づきましたね、広すぎて引っ越しまでに全面やるのが時間的に無理なのでとりあず奥の方から半分張ります。予算的にも全面をいい床にするのは厳しいのもあるので引っ越ししてから残りの床を模索とします。

 

床下にコンセントを通す雰囲気を図示

1日目 根太と構造用合板で下地を張っていく

まずは図面にしたがって切ったり置いたりボンドで固定したりして下地を作ります。コンセントをどう配線するかどう出すかは実際に置いてみないと分からないので現場対応力が求められます。

おニューのスライド丸ノコをセットアップ

こんな感じでやっていく

分厚い合板のカットはつらい

下地チェック。24mm合板なのでガッシリしてる

最後の隙間にカットした合板をはめて下地完成。1日目がおわる

二日目 ナラの無垢材を張る

今回の化粧板として用意したナラは、前回の杉やヒノキとくらべるとだいぶ硬いです。なので下穴をあけてから釘を打つ必要があるのですが、硬くて下穴開けるためのドリルビットがボキボキ折れていきます。ボトルネックになるのでたくさん予備を買っておきましょう。

散ってゆくドリルビッツ

金槌と釘しめでフロア釘を打ち込む。端っこはボンドも塗って固定

床張りベテランとニュービー

ここまで張って二日目終了

引っ越しまであと二日なので…

追加でDIY日をもらって残りを張ります。

ゴールが見えてきた

端っこまで張って

床ができたー!やったぞー!(こみ上げる達成感)

日が落ちるとまるで舞台のよう

ふうーなんとか引っ越しに間に合いました。これで床の上で仕事ができます。

よし、間に合った!けど引っ越しも自分らで?

引っ越し屋さんに見積もりをお願いしたのですが、高い上に時間の指定ができなくて丸1日つぶれてしまう状況だったので、もう自分らでやった方が気が楽そうだったのでハイエースをレンタルして自力で引っ越すことにしました。

木材がやたら出てくるオフィス

捨てるのが手間という理由で持っていくものも

椅子や机を分解して運ぶのはハード

冷蔵庫も2回目の引っ越し

DIYソファーももちろん持ってく

パンパンに詰める × 3回

新オフィスに運び込んだ

オイル塗ってオフィスセットアップ!

床がノーガードなので、色のないオイルを塗って仕上げます。乾いたら机を組み立ててオフィス機能をセットアップしていきます。

つや消しクリアな G-Nature塗る

机を組み立てて

どばーん!仕事できる状態になりました!

自席からの風景。広々です

仕切りを立ててDIYスペースを分離

新オフィスのいい感じの写真コーナーです

というわけで、無事移転できました!!

終盤の床張りから引っ越しまでが肉体的にハードだったのですが、でみんなあきれずに最後までやってくれたおかげで新しい環境で仕事をしはじめることができました。DIYイベントに参加してくれたみなさんにも感謝です。

この改修期間、サービス開発や運用などの通常業務では他の拠点のメンバーにカバーしてもらったりしていたので、引っ越し終わって仕事が問題なくできていることにホッとしています。

ジプトーン穴埋め職人さんもお疲れ様でした

まだ床が半分なかったりトイレが工事中で使えなかったり(現在一部トイレ開通!祝!)と不便はありつつもそれを楽しみつつ、通常業務をしながらのんびり一緒に育っていきたいと思います。完成したら成長もそこで終わりですからね。

最後ですが、オフィスDIYをする一番の理由は…

vol1,vol2でもオフィスを育てたいとかチームを育てたいとか書きましたが、一番は、ヌーラボという会社が素の自分のままでいられる会社/場所でありつづけてほしい、それを確認したい、感じてもらいたいからです。

ヌーラボ という会社はトップダウンではなく自主的な判断を尊重し、構造的な上下関係を持たず、働き方も自由度の高い、ゆるいけど破綻しないバランス感覚を持った会社です。働いていてとても居心地がいいです。この居心地のよさは、そのシステム的なゆるさのベースとなってる、自分らしくない働き方はしたくないしさせたくないよねー、というヌーラボ 文化が関係しています。

参考リンク:新しい行動規範づくりもしっかり遊んだ! ヌーラボ の行動規範「NUice Ways」ができるまで

無理して会社用の仮面をかぶる必要がなく、家にいる時や友人と過ごしている時の自分と変わらないちょっとダメな部分や弱さも含めてさらけ出せる、そういう安心感が醸成されている会社だから居心地がいいのだと思います。

そういう会社/場所なんだよと僕は認識してるんですけど、人が増えていってる状況でそういうのを新しい人に伝えるには言葉だけでは役不足で、やっぱり実感が必要でその機会のひとつがオフィスDIYなのかなと思っています。

ヌーラボ らしい職場への関わり方を体感できるのではないかと。

社員全員が集まるイベント General Meetingもそういう機会ですね。

参考リンクヌーラボ 社員総会 はお祭り騒ぎ

こんなこともやりたいと思えばやらしてくれる、任せてくれる、失敗してもチームでカバーして最後までやりきるという体験、まあ普段の仕事で実感しろよって話かもしれませんが短期のプロジェクトで全員参加できて職場QOLに直結するこんないい題材そうそうないかなーと思います。

まあ実際に何が伝わったかはわかりませんが、オフィスに対する愛着は生まれたのではないでしょうか。頑張ったし。あと工具への興味とか。

はい、といった感じでオフィス移転の改修連載はおわりです

3回に渡っての新京都オフィスの改修レポートと、僕らがDIYをする理由についての連載でした。どうですか、みなさんも次の引っ越しの時にはDIYしませんか?ヌーラボでは、オフィスのDIYをやりたいひとも絶賛募集中ですが、僕たちがあなたのオフィスのDIYを手伝いにいくことも!? 

いままでありがとう、古民家京都オフィス。

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