世界に広がるヌーラボの仲間たち!台湾で初開催した「 Backlog School 」と現地のスタートアップ訪問記

4月に入社した鍋島(NABEMON)と申します。私は、Backlogのカスタマーサクセス、つまりBacklogを使ってチームの仕事をもっとハッピーに、しかも効率的にするためのお手伝いが活動内容です。4月26日から28日の3日間、台湾で初めての開催となる「 Backlog School 」(ハンズオンセミナー)のお手伝いのために、社長のマサさんと台湾に行ってきました。また 台湾 のコミュニティや スタートアップ シーンの方々にもお会いし、大いに刺激を受けたので、その様子もレポートしてみたいと思います。

台湾との絆〜世界に広がるヌーラボの仲間たち〜

ヌーラボが全世界に向けてサービスを展開しているのは、読者の皆様ならご存知かと思います。中でもドローイングツール「Cacoo」は全世界で250万人ものユーザーを抱えているサービスですが、何とそのうちの13万5千人が台湾のユーザーなんです。プロジェクト管理ツール「Backlog」への関心もまた、台湾のエンジニアやWeb制作者の間で日に日に高まっています。そして台湾の皆様とはビジネスに留まらず、エンジニアイベントや スタートアップ シーンでの交流など、コミュニティとしても深いお付き合いをしています。

台湾でも成長し続けるヌーラボのコミュニティを支えるのは、敏腕コミュニティマネージャーのLillianさん。彼女は四年前にヌーラボにジョインし、台湾のヌーラボユーザーの支援やビジネス開発、コミュニティのネットワーキングを進めています。

上にも書いたとおり、今回の台湾訪問の第1の目的は、Lillianさんが主催するヌーラボ台湾初の Backlog School のお手伝いでした。

Backlog School in iiiNNO Infinity

台湾へは、東京からは飛行機で約3時間半、福岡からは約2時間の道のりです。台北市内入りし、Lillianさんと合流したら、早速今回の会場となるスタートアップ企業のためのコワーキングスペース「iiiNNO Infinity」へ出発です。

到着すると、「iiiNNO」を主宰するDavidさんとが迎えてくれました。iiiNNOは台湾を本拠に、アジアのスタートアップ企業を支援する国際的な組織です。コワーキングスペースの運営も活動内容の1つ。今回はBacklog Schoolのために快く会場を提供してくださいました。

iiiNNO Infinity のエントランス

iiiNNO CEOのDavid Kuo氏(写真中央)とCommunity ManagerのAileen氏(写真向かって右)が代表の橋本(写真左)と私を迎えてくれました。

iiiNNO Infinityには様々なスタートアップ企業が足跡を残しています。

さて、時間になったのでいよいよBacklog School本番です。今回は何と欠席者0!みんな熱心にLilianさんの説明に耳を傾けています。後半は質疑応答を交え、実際にBacklogを操作しながら、プロジェクト管理の基本や、チームでのコラボレーションワークの方法について学びます。

今回のBacklog Schoolの内容は、東京オフィスなどで開催しているBacklog初心者向けセミナーの内容をベースにしています。月数回のペースで開催しておりますので、ご興味のある方は、よろしければ以下のリンクをご覧ください。

Backlogハンズオンセミナー
http://nulab.co/2sgLMxs

高雄市のスタートアップシーンを垣間見る

翌日はちょっと早起きして台湾高速鉄道(台湾版の新幹線)に乗り込みました。目指すは台湾南部の大都市、高雄(カオシュン)市!都会的な台北とはまた違った、南国の開放感が味わえる街です。高雄市は元々造船業や重工業で栄えた地ですが、近年は新たな産業としてスタートアップなどIT企業の育成に力を入れています。ビジネス面だけでなく、台湾のスタートアップ企業やコミュニティとの交流を深め、テックイベントなどのコラボレーションのチャンスを探るのも今回の訪問の大事な目的の一つです。

向かったのは「DAKUO」という名の、主にエンタメ系のスタートアップ向けのインキュベーションオフィスです。ポップさとクールさが同居した広大な空間に、たくさんのスタートアップ企業が入居しています。

なんとDAKUOには日本企業も入居しているそう!国境を超えてビジネスに挑む仲間にエールを送ります!たくさん寄せられたイラストに、DAKUOへの愛を感じます。

案内してくださったのは、DAKUOを運営する高雄市政府のEmmaさん。高雄のスタートアップシーンやエンジニアコミュニティの動向について話し合いました。高雄にはWebエンジニアもたくさん集まってきているそうで、ヌーラボとも様々な形でコラボレーションができそう。浮かんできたアイディアについて話し合いながら、ワクワクする一時を過ごしました。

台湾のRubyの聖地へ

その後、再び新幹線に乗り込み台北へ。高雄から最寄りの新幹線の駅までは若干距離がありますが、それでも台北までの時間はトータルで2時間ちょっとでした。東京〜大阪間より短いですね。

次の目的地は、台湾Rubyコミュニティの聖地「5xRuby」(ファイブタイムルビー)、Rubyコミュニティの中心的なメンバーが創設した、Rubyによる開発のコンサルティングやトレーニングを行うスタートアップ企業です。台湾最大級のWebエンジニアイベントや、「Rails Girls Taiwan」などRuby系のエンジニアコミュニティも主催しています。日本のエンジニアコミュニティとのご縁も深く、Ruby Kaigiをはじめ内外で開催されている様々なRubyイベントで交流しています。もちろんヌーラボとも仲良し!

5xRubyのKaoさん、竜堂さん、アキラさんとパシャリ。マサさんが絶妙なポジションに(笑)

一緒に色々やれたら良いねとざっくばらんに話し合いながら、絶品火鍋に舌鼓を打ちます。しかしなぜか名前が「北海道昆布鍋」…

台湾でNUice Waysについて語る

台湾訪問最終日は、「Business Today 今週刊」というビジネスメディアによるマサさんへのインタビューでした。ヌーラボのこれまでとこれから、そして台湾と日本のスタートアップシーンへの思いを、ゆるく、しかし熱く語りました!

ビジネスメディアのインタビューと言っても、全然堅苦しい雰囲気ではなく、目一杯楽しむのがヌーラボのやり方、NUice Waysです!

インタビューの様子を聞かせてもらって、私にとって一番印象的だったのは、仕事についてのヌーラボの考え方でした。仕事の「効率化」や「生産性向上」という言葉を聞くと、多くの人が窮屈な職場や厳しい管理を連想するのではないでしょうか。しかしヌーラボは、仕事そのものが楽しくなり、みんなが自律的に楽しみながら仕事に取り組める仕掛けこそが、同時に生産性も高め、最高の結果ももたらすと信じています。それがNUice Waysです。

ヌーラボ自身が、時には仕事を楽しくするために、意図的に無駄を作り出したりもしています。例えばヌーラボの社内にダーツバーがあったり、Backlogの明るいデザインや絵文字やスターなどコミュニケーションを促進する機能があるのも、NUice Waysを元にした取り組みの一部です。

台湾で私たちが出会った人々も、みんな楽しみながら仕事をしていました。いえ、仕事そのものを楽しんでいると言ってもいいかもしれません。こうした自由で、創造的で、ひたむきな姿勢に共感するからこそ、私たちヌーラボは台湾に惹きつけられているのかもしれません。

まとめ

あっという間の2泊3日でしたが、台湾でも根付くBacklogとCacooの勢いを感じつつ、ユーザーやコミュニティとの交流を深めることができました。アジアに、そして世界に広がるヌーラボのコミュニティとともに、これから更に色んな面白いことを仕掛けていきます!まだ詳細は明かせない部分も多いですが、要チェックですよ!

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