「英語が話せなかった僕がシンガポールではたらいてきた」の授業をしてきました #ヌーラボのリゾートワーク

Typetalkプロダクトマネージャーの Yoshi です。ヌーラボのリゾートワーク制度を利用して、宮古島で授業をしてきました。

「人生で一度は授業をしてみたい」そんな夢が叶えられたこの機会はとても良い経験になりました。どういった授業を行い、仕事、休暇をどう過ごしたのかお伝えします。

授業内容について

今回、宮古島私立平良中学校の 2 年生 186 名を対象に、 1 コマ(50 分)の時間をいただき「英語が話せなかった僕がシンガポールで働いてきた」というテーマで授業をしてきました。

授業の目的

僕は2012年から2014年の約1年半ほどシンガポールに在住して仕事をしていました。当時英語をまったく話せず海外も行ったことがなかった自分が、異国の地で何を感じて英語とどう向き合ったのか、しっかりと振り返ったことがありませんでした。

今回自分が体験してきたなかで、とくに以下 3 つのうち、どれかひとつでも生徒さんの心に残ってもらえれば良いなと考えました。

  • 英語はコミュニケーションするためのもので完璧じゃなくてもいい
  • 何かを始めるのに遅すぎることなんかない
  • 失敗することは恥ずかしいことじゃない

発表内容

発表したスライドは以下のとおりです。

すでにリゾートワークを介して授業をしてきた人たちが行ってきたワークショップと違い、プレゼン発表形式ということで飽きられないようにするのに苦労しました。

シンガポールの盲腸治療費をクイズに出しました。みんな日本より安く済むと予想していたらしく、実は高額であることに驚いたようで盛り上がりました。

宮古島授業風景宮古島授業風景

質問タイムでは、英語で何か話してくださいというお願いがきて、簡単な英語で自己紹介することになりましたが、ありきたりな My name is から二言三言話したら、おーっと良い感じに乗せてくれつつ拍手してくれました。

流暢な英語ではなかったですが、これで十分通じますよと生徒のみんなに自分の経験を伝えることができました。

授業を終えて

最後に生徒さんが代表してお礼の挨拶をしてくれました。その中でその生徒さんは僕の発表を聞いて

失敗することは恥ずかしいことじゃない、ということが一番印象に残った

と話してくれました。

大人になっても失敗はし続けるし、うまくいかないことばかり、恐れず挑戦してくれれば良いなと思います。

今回学校に行って一番印象に残ったのが、生徒みんながすれ違いざまに元気よく挨拶をしてくれたことです。挨拶には「存在承認」という力があるみたいで、職場でも「おはようございます」「おつかれさまでした」の挨拶をするように心がけています。これからもしていこう、と改めて思わせてくれました。

休暇はどうしたのか

東京に暮らしていて車に乗っていないため、島内の移動にレンタカーを使用するのがはばかられました。そこでスクーターをレンタルして1日宮古島を回りました。

伊良部大橋綺麗な海と空に架かる伊良部大橋

写真は全長 3540メートル通行料金を徴収しない橋としては日本最長である伊良部大橋のものです。橋の一番高い場所ではとにかく風が強くて、吹き飛ばされそうな勢いでした。

伊良部島先が見えなくなるほどの一本道

少し市街から離れると車の通りも少なく、道もまっすぐで快晴の天気の下、歌いながらスクーターに乗っていました。風がすごく気持ちよかったです。

宮古牛ステーキお腹一杯でもお腹に入る宮古牛ステーキ

夜ごはんは「たから」という島おでんが食べられるお店に。おでんやなのにメニューには宮古牛ステーキがありました。

すでにおでん盛り合わせを食べていましたが、せっかくなので宮古牛ステーキを頼んでしまいました。宮古牛は種牛として、子牛のうちに内地に出荷され有名ブランドの牛へと変わる、日本のブランド牛を支えている牛ということをお店の人に教えていただきました。

とろける食感でとても美味しかったです。

仕事はどうしたのか

先日 Haru が書きましたブログと同じ、シェアオフィス&コワーキングスペース MUGI さんにお邪魔して作業をしていました。 Typetalk でやりとりをしつつ、 Backlog でプロジェクトの進捗を確認していました。

シェアオフィス&コワーキングスペース MUGI シェアオフィス&コワーキングスペース MUGI

周りに美味しいお店がいくつもあって、ランチも楽しめました。個人的オススメは、宮古島近海で取れるキハダマグロを使ったツナステーキバーガーが食べられるダグスバーガーです!

まとめ

人生一度くらい授業をしてみたい、そんな夢が自然豊かな宮古島市さんの協力のもと実現できました。

授業の夜に中学校の校長先生とお酒を飲みながら話をさせてもらいました。「生徒には外の世界を知ってもらうため一度島を出て行ってもらい、そして宮古島に戻ってきてほしい。そんな中ヌーラボさんのような人たちが外に出る前に話をしてくれてありがたい」というお言葉をいただきました。

今回僕の話はシンガポールで働く、と生徒さんからしたら話が飛躍していたかもしれませんが、働き方としてそういうものがある、世の中として英語がますます必要になってきている、ということを知ってもらえたのであれば、微力ながらお手伝いできたのかなと感じています。

まだまだリゾートワークの報告が続きますので、お楽しみに!

▼ヌーラボのリゾートワーク体験ブログはこちら

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